みんなのお腹が空かない物語
むかしむかし あるところに
おじいさんと おばあさんがありました。
おじいさんは 毎日毎日
おばあさんにお手伝いをしてもらって
山に鍬(くわ)を入れて 開墾(かいこん)をして
沢山(たくさん)のたんぼをつくりました。
ほんのすこしのお米がとれました。
田圃(たんぼ)を可愛(かわい)がって たいせつにしているうちに
だんだん 沢山のお米がとれるようになりました。
お殿(との)さまが 石高(こくだか)がふえると
大変に およろこびになりました。
日本の国は お米をつくれる広さで
国の大きさをあらわしました。
おおむかしから お米を大切に
たいせつにしてきました。
神さまにも 佛(ほとけ)さまにも
お供(そな)えしました。
神さまには 榊(さかき)と
お灯明(とうみょう)と きれいなお水と
お塩 お酒と お米を
佛さまには お灯明と お花と
お香(こう)と 御飯(ごはん)を
ささげました。
ながいながい時が過(す)ぎ 世の中が変になってきました。
お米を大切に出来なくなって来たのです。
その上アメリカさんが お米を買ってくれないなら
なかよくしてあげないと言って来ました。
それでたんぼを休みにしました。
休んだ田圃におかねをあげました。
田圃はだんだん痩(や)せてゆきました。
みんな ご先祖さまのご苦労をおもい
お百姓(ひゃくしょう)さんは なさけなくて泣きました。
日本の国の外を見てみました。
沢山の国に食べ物がなくて
おおぜいの 死んで行く人があることが わかりました。
お百姓さんに
沢山のお米をつくってもらい
アメリカさんのお米も買ってあげ
おなかがすいて 困っている国々に
もっていってあげました。
みんなに 大変喜(よろこ)んでもらいました。
2009年01月16日
